国の借金、過去最大の1342兆円に 国債依存の構図変わらず
要約
財務省が2月10日に発表した2025年12月末時点の国の借金残高は1342兆1720億円で過去最大となった。新規国債の発行が主因で、2026年度も約29.6兆円の発行が計画されている。
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借金総額1342兆円、前年比24.5兆円増
財務省は2026年2月10日、国債と借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が2025年12月末時点で1342兆1720億円となったと発表した。過去最大を更新し、2024年12月末から24兆5355億円の増加となった。
増加の主な要因は、予算の財源不足を補うための新規国債の発行である。2025年度当初の新規国債発行額は28兆6471億円で、2026年度も29兆5840億円の発行が計画されており、国債に依存する財政構造が続いている。
内訳と主要データ
借金の内訳をみると、普通国債の発行残高が1094兆4874億円で、前年同期比23兆4827億円の増加となった。財投債などを含む国債全体では1197兆6396億円に上る。このほか、政府短期証券が100兆3996億円、金融機関等からの借入金が44兆1328億円であった。
政府の財政方針
木原稔官房長官は2月9日の記者会見で、「債務残高の国内総生産(GDP)比を安定的に引き下げることで財政の持続可能性を実現し、マーケットからの信認を確保していく」と述べた。
一方、高市早苗首相は食料品の消費税率を2年間ゼロにする方針を掲げており、財政健全化と経済対策の両立が問われる局面が続く。