1. ニューヨーク外国為替市場とは
ニューヨークの外国為替市場は、ロンドン、東京に次ぐ世界第3位の取引量を持つ主要市場です。米国の金融政策やドル相場の変動がリアルタイムで反映されるため、日本の金融機関や投資家にとって重要な指標となっています。日本時間の夜間から早朝にかけて取引が行われるため、翌朝の東京市場の方向性に影響を与えることがあります。
2. 日米金利差と円相場の関係
円相場を動かす大きな要因の一つが日米の金利差です。日銀は2025年12月に政策金利を0.75%に引き上げ、約30年ぶりの水準としました。2026年半ばまでにさらなる追加利上げも見込まれています。一方、米国ではFRBが利下げに転じる可能性が指摘されており、金利差の縮小が円高要因になり得ます。ただし、2025年後半には金利差が縮小しても円安が進行する場面があり、金利差だけでは説明しきれない複雑な動きも見られています。
3. 2026年の円相場見通し
専門家の間では2026年の円相場について見方が分かれています。野村證券は年末に1ドル=140円程度への円高を予想する一方、他の機関では149円程度にとどまるとの見方もあります。日本の貿易赤字や米国の相対的な金利優位性など構造的な円安圧力が残る中、日銀の追加利上げがどこまで円高を後押しするかが注目されています。なお、日本政府は2024年に1ドル=160円付近で為替介入を実施しており、この水準は引き続き重要な節目とされています。