ホンダ、EV不振で14年ぶり四輪赤字 資生堂・JX金属は業績回復へ
要約
ホンダの4〜12月期決算で四輪事業が14年ぶりの赤字に転落。EV不振が主因で、グローバル市場の需要鈍化と価格競争が影響した。一方、資生堂は3年ぶり黒字、JX金属とセイコーGは増益を見込み、業種間で業績の明暗が分かれている。
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ホンダ四輪事業、EV不振で14年ぶりの赤字
ホンダの2025年度第3四半期累計(4〜12月期)決算で、四輪事業が赤字に転落したことが明らかになった。四輪事業の赤字は14年ぶりで、EV(電気自動車)事業の不振が主な要因として挙げられている。
グローバルなEV市場では、米国を中心に需要の鈍化が進んでおり、中国メーカーとの価格競争も激化している。ホンダはこうした事業環境の変化に直面し、四輪部門で厳しい結果となった。
資生堂は3年ぶり最終黒字を見込む
企業業績の明暗が分かれるなか、化粧品大手の資生堂は2026年12月期に最終利益420億円を見込み、3年ぶりの最終黒字を予想している。
非鉄金属メーカーのJX金属も2026年3月期の純利益が前期比36%増となる見通しを示した。時計メーカーのセイコーグループは同期の純利益予想を前期比50%増に上方修正しており、好調な業績見通しを打ち出している。
業種ごとに分かれる企業業績の明暗
今回の決算シーズンでは、自動車産業がEV対応の難しさに直面する一方、素材や消費財分野では業績改善の動きが目立つ構図となっている。ホンダは二輪事業が好調を維持しており、全社業績を下支えしているものの、四輪事業の立て直しが急務だ。
資生堂は過去の構造改革に伴う一時的なコスト負担を経て黒字回復に向かい、JX金属は高付加価値製品へのシフトで増益を確保する見込みである。セイコーグループは高級時計ブランドの好調が業績を押し上げている。各社の業績動向は、日本の産業構造の変化を映し出している。