グーグル、AI検索から直接商品購入できる機能を米国で導入へ
要約
米IT大手グーグルが、AI機能を組み込んだ検索サービス上で商品を直接購入できる仕組みを米国で導入すると発表した。生成AIの開発に巨額のコストがかかるなか、新たな収益化の道を模索する動きとなる。
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米IT大手グーグルは、AI機能を組み込んだ検索サービスから商品を直接購入できる仕組みをアメリカで導入すると発表した。生成AIの開発に巨額のコストがかかるなか、検索サービスの新たな収益化を図る狙いがあるとみられる。
検索から購入までを一気通貫に
グーグルが導入するのは、AIを活用した検索結果の中から、ユーザーが商品をそのまま購入できる機能だ。従来の検索サービスでは、ユーザーは検索結果から各小売サイトに移動して購入手続きを行う必要があったが、新たな仕組みではその手間が省かれることになる。
対象は現時点でアメリカ国内となっている。
生成AI開発の巨額コストが背景に
グーグルをはじめとするIT大手各社は、生成AIの開発をめぐって巨額の投資を続けている。高性能なAIモデルの開発・運用には膨大な計算資源が必要であり、そのコスト負担が各社共通の課題となっている。
今回の機能導入は、こうした投資を回収し、AI事業を持続可能なものとするための商用化戦略の一環と位置づけられる。検索という既存の強力な基盤の上にAIと商取引を組み合わせることで、広告収入に依存してきた従来のビジネスモデルからの多角化を進める形だ。
EC業界への影響
検索サービスから直接購入が可能になれば、ユーザーの購買行動に変化をもたらす可能性がある。小売業者にとっては、自社サイトへの流入経路が変わることを意味し、グーグルのプラットフォーム上での存在感がこれまで以上に重要になるとみられる。