2026/4/1
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経済

富国生命、2026年度に内勤・営業職員の賃上げ実施 部長クラスは年収250万円増

要約

富国生命保険は2026年度に、内勤職員約3000人に5.1%、営業職員約9400人に5.3%の賃上げを実施する。部長クラスは年収が平均約250万円上がり、赴任手当も家族4人で13万円から50万円へと大幅に拡充される。

人材戦略企業業績労働市場生命保険賃上げ

富国生命保険は2026年度に、約3000人の内勤職員を対象に5.1%、全国に約9400人いる営業職員を対象に5.3%の賃上げを実施する。内勤職員の賃上げは3年連続、営業職員は4年連続となる。

上位役職者に手厚い配分

今回の賃上げでは、管理職など上位役職者の引き上げ額を大きくする方針を打ち出した。部長クラスでは年収が平均で約250万円上がり、賃上げ率は約15%に達する。部長クラスの月額引き上げ上限は6万円となる。

一方、内勤職員の総合職についてはベースアップの下限を月額1万円、営業職員についても同様に月額1万円としている。

赴任手当を大幅拡充

転勤を伴う異動に関連する赴任手当も拡充する。家族4人の場合、現行の平均13万円から50万円へと大幅に引き上げる。転勤に伴う経済的負担の軽減を図る内容となっている。

生保業界で続く賃上げの動き

生命保険業界では人材確保に向けた賃上げの動きが広がっている。富国生命は2025年度にも内勤社員の賃金を平均8.6%引き上げたほか、2024年度には営業職員の賃金を19.7%引き上げるなど、継続的な待遇改善を進めてきた。日本生命保険も2025年度に営業職員約4万8000人の賃金を平均6%引き上げており、業界全体で人材確保に向けた競争が続いている。