2026/4/1
nippon-post.com
経済

日産自動車、2025年4~12月期で2502億円の純損失を計上

要約

日産自動車の2025年4~12月期の連結純損益が2502億円の赤字となり、大規模リストラ「Re:Nissan」を進める同社の厳しい経営状況が改めて浮き彫りとなった。

日産自動車決算経営再建自動車業界赤字

9ヶ月間で2502億円の赤字

日産自動車の2025年4月~12月期(第1四半期~第3四半期)の連結純損益が2502億円の赤字となったことが明らかになった。

同社は2024年度(2025年3月期)にも過去最大級となる6708億円の最終赤字に転落しており、2025年度に入っても業績の回復には至っていない状況である。

経営再建策「Re:Nissan」のさなか

日産は2025年5月、大規模な経営再建計画「Re:Nissan」を発表している。グループ全体で2万人の人員削減、17工場から10工場への統廃合、5000億円規模のコスト削減を柱とする内容で、2025年4月に就任したイヴァン・エスピノーサ社長のもとで構造改革が進められている最中である。

今回の決算は、こうした改革の途上で示された数字であり、再建の道のりが容易ではないことを示している。

日産を取り巻く事業環境

業績悪化の背景には、米国市場での販売低迷やトランプ政権の関税政策の影響、中国市場でのEV価格競争の激化といった複合的な要因がある。かつて筆頭株主として経営に深く関与していたルノーは2023年に出資比率を引き下げており、日産には自立的な経営再生が求められている。

日本の自動車業界全体がEVシフトへの対応を迫られるなか、日産がどのように収益基盤を立て直すかが注目される。