米ダウ平均669ドル安、メモリー価格高騰でハードウェア株が急落
要約
12日の米株式市場でダウ平均は前日比669ドル安の4万9451ドルと続落。AIサーバー需要の拡大で半導体メモリー価格が高騰し、コスト増を吸収しきれないハードウェア企業の利益圧迫懸念からアップル株が5%下落するなどテック株に売りが広がった。
ダウ平均は続落、前日比669ドル安
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、終値は前日比669ドル安の4万9451ドルとなった。ネットワーク機器やパソコンなどハードウェア企業の株価が軒並み急落し、テック株全体に売りが広がった。
AI(人工知能)サーバーの需要が高まる中、半導体メモリーの価格が高騰していることが背景にある。ハードウェア企業にとって部材コストの上昇は直接的な利益圧迫要因となるが、市場では価格転嫁には限界があるとの見方が多く、収益悪化への懸念が一気に噴き出した格好だ。
アップル5%安、シスコなど幅広い銘柄に売り
個別銘柄ではアップルが5%安と大幅に下落した。ネットワーク機器大手のシスコシステムズをはじめ、ハードウェアを手がける企業の株価が総じて売り込まれた。
メモリー価格の高騰は、AIサーバーに搭載される高性能メモリーへの需要急増が主な要因とされる。生成AI技術の普及に伴い、従来型サーバーを大きく上回るメモリー容量が求められるようになり、供給と需要のバランスが崩れている。
米株式市場でダウ平均続落
ダウ工業株30種平均は前日比669ドル安の4万9451ドルで終了。AI需要によるメモリー価格高騰を背景にハードウェア株が急落し、アップルは5%安となった。
価格転嫁の壁が利益を圧迫
ハードウェア企業にとって深刻なのは、部材コストの上昇を製品価格に十分転嫁できない構造的な問題である。競争の激しい市場環境の中で、コスト増をそのまま消費者に転嫁すれば販売数量の減少を招きかねず、利益率の低下が避けられないとの見方が市場で広がっている。
メモリー価格の上昇がいつまで続くかは不透明で、ハードウェア企業の業績への影響が今後の焦点となる。