円相場が上昇、米株安と雇用指標悪化でドル売り・円買い広がる
要約
13日早朝の東京外国為替市場で円が1ドル=152円81〜83銭と前日比19銭の円高に。米ダウ平均の600ドル超の下落や新規失業保険申請件数の予想超過で米長期金利が低下し、リスク回避の円買いが優勢となった。
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米株安を受け円が上昇、152円台に
13日早朝の東京外国為替市場で、円相場が上昇した。8時30分時点の円相場は1ドル=152円81〜83銭で、前日17時時点と比べ19銭の円高・ドル安水準となった。前日の米株式相場の下落を背景に、リスク回避姿勢が強まり円買いが進んだ。
12日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が600ドルあまり下落した。AIが企業の既存業務を代替するとの懸念が市場心理を冷やしたほか、同日発表された米新規失業保険申請件数が22万7000件と市場予想の22万5000件を上回り、米労働市場への警戒感が広がった。
米長期金利は2025年12月以来の水準に低下
雇用関連指標の悪化を受け、米長期金利は一時4.09%まで低下した。これは2025年12月以来の低水準にあたる。日米金利差の縮小が意識され、ドルを売って円を買う動きにつながった。
大阪取引所の夜間取引では、日経平均先物が5万7000円を下回って取引を終えており、米株安の影響が日本市場にも波及する形となっている。
対ユーロでも円高に
円は対ユーロでも上昇した。8時30分時点で1ユーロ=181円35〜39銭と、前日比33銭の円高・ユーロ安となった。一方、ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1868〜69ドルで、前日比0.0006ドルのユーロ安・ドル高だった。
米国の景気減速懸念と金利低下が重なり、東京市場では朝方からドル売り・円買いの流れが優勢となった。今後は米経済指標の動向や、金利の先行きを巡る市場の見方が円相場を左右する展開が続きそうだ。