2026/4/1
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経済

上場地銀73行の純利益32%増、1兆3140億円に 9割が増益

要約

上場地方銀行73行・グループの2025年4〜12月期決算が2月13日に出そろい、連結純利益は前年同期比32%増の1兆3140億円となった。日銀の利上げを背景に資金利益が15%増加し、65社が増益・黒字転換を達成した。

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連結純利益は1兆3140億円

上場地方銀行73行・グループの2025年4〜12月期の決算が2026年2月13日、出そろった。連結純利益の合計は前年同期比32%増の1兆3140億円となり、大幅な増益を記録した。全体の約9割にあたる65社が増益または黒字転換を果たしている。

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※画像はイメージです

収益の柱となる利息収入などの資金利益は前年同期比15%増の約3兆4000億円に達した。日銀による利上げを背景に、地方銀行の中核事業である預貸ビジネスの収益力が向上している構図だ。

宮崎銀行・フィデアHDも増益

同日に決算を発表した宮崎銀行の純利益は104億円で前年同期比29%増、フィデアホールディングス(HD)の純利益は31億円で同7%増となった。両社の発表をもって、上場地銀73行・グループの決算が出そろった形だ。

金利上昇が追い風に

今回の好決算の背景には、日銀の金融政策転換がある。2024年3月のマイナス金利解除、同年7月の利上げに伴い貸出金利が上昇し、地銀各行の利ざやが改善した。資金利益の15%増という数字が、金利環境の変化が地銀経営に与えた影響の大きさを物語っている。