2026/4/1
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経済

NY外為市場で円5日続伸、米CPI予想下振れで152円台に

要約

13日のNY外為市場で円相場は1ドル=152円65〜75銭と5日続伸した。1月の米消費者物価指数が市場予想の2.5%を下回る2.4%となり、米長期金利の低下を通じて円買い・ドル売りが進んだ一方、日銀の早期利上げ観測後退が円の上値を抑えた。

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米CPI下振れで円買い優勢

13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5日続伸し、1ドル=152円65〜75銭(前日比10銭の円高・ドル安)で取引を終えた。同日発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米長期金利が低下したことで円買い・ドル売りが広がった。

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※画像はイメージです

1月の米CPIは前年同月比2.4%の上昇にとどまり、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想の2.5%を下回った。2025年12月の2.7%からも鈍化しており、ウェルズ・ファーゴは「前向きな内容が多かった」と評価した。この結果を受けて米10年債利回りは一時4.04%まで低下し、2025年12月上旬以来の水準をつけた。

円の高値は152円60銭、安値は153円33銭だった。

日銀の早期利上げ観測後退が重荷に

一方、円相場の上値を抑える要因も意識された。高市早苗首相の経済ブレーンとされる本田悦朗・元内閣官房参与はロイター通信のインタビューで、次回利上げの前に昨年12月の利上げ効果を検証する必要があると指摘し、「3月など早期の実施はないだろう」と述べた。

バノックバーン・キャピタル・マーケッツのマーク・チャンドラー氏は「日本経済の減速を示す内容なら、日銀は利上げに動きづらくなる」と語った。16日には日本の2025年10〜12月期GDP速報値の発表が控えており、その内容が日銀の政策判断に影響を与える可能性がある。

ユーロ円も4日続伸

対ユーロでは、円相場は1ユーロ=181円20〜30銭(前日比10銭の円高・ユーロ安)で4日続伸した。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1865〜75ドルで前日と同水準だった。ユーロの高値は1.1885ドル、安値は1.1848ドルだった。