経産省、米国製トヨタ「ハイランダー」を公用車に導入 赤沢大臣が試乗
要約
経済産業省がトヨタの米国生産SUV「ハイランダー」2台を公用車として導入した。日米自動車貿易をめぐる議論が続くなか、日本メーカーの車両を米国から逆輸入する異例の取り組みとなる。
トヨタトランプ政権日米関係自動車業界赤沢経産大臣
米国産トヨタ車を経産省が逆輸入
経済産業省は2月16日、トヨタ自動車が米国で生産するSUV「ハイランダー」2台を公用車として導入した。日本メーカーの車両を米国から逆輸入し、政府機関が公用車として採用する異例の取り組みとなる。
赤沢経産大臣は同日、導入されたハイランダーに試乗した。試乗後、赤沢大臣は「扉を開けて中を見た途端には広いなという印象でありまして、乗り心地もよく大変快適であった」と感想を述べた。
職員向けの業務用車両として運用
導入された2台は大臣の専用車ではなく、主に省内の職員が業務で利用する公用車として運用される。
日米貿易摩擦を背景とした動き
今回の導入は、日米間の自動車貿易をめぐる議論が続くなかで実現した。トランプ米大統領は日本市場での米国車販売の少なさを問題視しており、米国産車の受け入れ拡大を日本側に求めている。トヨタは米国インディアナ州の工場でハイランダーを生産しており、2026年秋以降には日本での一般販売も予定されている。
ハイランダーはかつて「クルーガー」の名称で2007年まで日本で販売されていた3列シートの大型SUVで、約19年ぶりに日本市場へ復帰することになる。経産省による公用車としての採用は、こうした逆輸入の流れに先駆けた動きといえる。