2026/4/1
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経済

原油続伸、米イラン核協議の行方に市場警戒 金は反落

要約

イラン革命防衛隊がホルムズ海峡で軍事演習を実施する中、スイスでは今月2回目の米イラン高官協議が予定されており、国内商品先物市場では協議進展への懐疑的な見方から原油に買いが入った。

イラン中東情勢石油米国外交金相場

原油は買い優勢、協議進展に懐疑的な見方

2026年2月17日の国内商品先物市場で、原油は続伸した。15時45分時点で買いが優勢となっている。米国とイランの核問題をめぐる協議の進展に対し、市場では懐疑的な見方が多く、供給不安が意識された格好だ。一方、金は反落した。

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※画像はイメージです

ホルムズ海峡で軍事演習、緊張高まる

イラン革命防衛隊は2月16日、ホルムズ海峡で軍事演習を実施した。イラン国営テレビが報じた。トランプ米政権がイランへの軍事的圧力を強めているとされる中での演習実施であり、中東の地政学的リスクが改めて意識される展開となった。

ホルムズ海峡は世界の石油輸送の主要ルートであり、同海峡をめぐる軍事的緊張は原油市場に直接的な影響を及ぼす。国内商品先物市場での原油続伸には、こうした供給面の懸念も反映されているとみられる。

スイスで今月2回目の米イラン高官協議へ

米国とイラン両政府は17日にもスイスで高官協議を開催する予定だ。イラン核問題を議題とした協議で、今月に入って2回目の開催となる。

市場が協議の進展に懐疑的な姿勢を示している背景には、軍事演習の実施と外交交渉が同時並行で進む複雑な情勢がある。協議の結果次第では、原油相場がさらに変動する可能性がある。