2026/4/1
nippon-post.com
経済

原油反落、米イラン核協議の進展で供給懸念が後退

要約

2月17日にジュネーブで開かれた米イラン核協議でイラン外相が「大筋合意」に言及し、国内商品先物市場では原油7月物が前日比580円安の6万1710円で取引された。

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原油先物、580円安で取引開始

2026年2月18日朝方、国内商品先物市場で原油が反落して取引を開始した。中心限月の7月物は1キロリットルあたり6万1710円と、前日清算値から580円安の水準となった。

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※画像はイメージです

反落の背景にあるのは、前日17日にスイス・ジュネーブで開かれた米国とイランの核協議だ。協議の進展により、原油供給をめぐる懸念が和らいだことが売り材料となった。

イラン外相「大筋の合意に至った」

協議終了後、イランのアラグチ外相は「進展があった」と述べ、「主要な原則について大筋の合意に至ることができた」と語った。

米国とイランの間では核開発問題をめぐり長年にわたる対立が続いてきたが、今回の協議で一定の前進が示された形だ。協議が進展し、将来的に対イラン制裁が緩和されれば、イラン産原油の国際市場への供給が増加する可能性がある。市場はこうした見通しを織り込み、原油価格の下押し圧力となった。

市場の反応と今後の焦点

核協議の進展は原油市場にとって供給増加を意識させる材料となる。ただし、アラグチ外相が言及した「大筋の合意」の具体的な内容は明らかになっておらず、合意の実効性や今後の交渉の行方が引き続き注目される。