2026/4/1
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経済

東京理科大発の宇宙ベンチャー「SPACE WALKER」が破産、負債約20億円

要約

小型ロケット開発を目指していた同社は、文部科学省の補助制度から2024年に外れたことで資金繰りが悪化。ロケット開発から部品製造への転換も実らず、破産手続き開始が決定した。

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東京地裁が破産手続き開始を決定

東京理科大発の宇宙ベンチャー企業「SPACE WALKER(スペースウォーカー)」(東京都港区)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、決定日は2026年2月12日で、負債総額は約20億円。

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※画像はイメージです

同社は2017年に設立され、小型ロケットの開発を目指していた。翼を備えたスペースシャトル型の機体を繰り返し使用することでコストを抑え、将来的には有人宇宙飛行や、東京―ニューヨーク間を40分で結ぶ高速輸送の実現を構想していた。

補助制度からの脱落が転機に

同社は文部科学省の中小企業向け補助制度に採択されていたが、2024年に支援対象から外れた。国が支援企業を絞り込む過程で選に漏れた形だ。

補助金を失ったことで資金繰りは急速に悪化。2025年にはロケット本体の開発を断念し、部品製造へと業態を変更して事業の存続を図ったが、経営の立て直しには至らなかった。

宇宙ベンチャーの厳しい現実

  1. SPACE WALKER設立

    東京理科大発のベンチャーとして誕生。有翼再使用型の小型ロケット開発を掲げた。

  2. 文科省の補助制度から脱落

    中小企業向け補助制度の支援対象から外れ、開発資金の柱を失った。

  3. 部品製造へ業態転換

    ロケット本体の開発を断念し、部品製造で事業継続を模索した。

  4. 破産手続き開始決定

    東京地裁が破産を決定。負債総額は約20億円に上った。

宇宙開発は巨額の資金と長期にわたる技術開発を要する分野である。民間企業が単独で事業を成り立たせるのは容易ではなく、政府の補助制度への依存度が高い構造にある。SPACE WALKERの破産は、補助金の打ち切りが宇宙ベンチャーにとっていかに致命的であるかを改めて浮き彫りにした。