2026/4/1
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経済

中国人訪日客、2025年1月は前年同月比約60%減と大幅落ち込み

要約

2025年1月の中国人訪日客数が前年同月比で約60%減少したことが明らかになった。中国人観光客は訪日外国人全体の主要層を占めており、観光業界への影響が懸念される。

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中国人訪日客が約60%の大幅減

2025年1月の中国人訪日客数が、前年同月(2024年1月)と比較して約60%減少したことが明らかになった。時事通信が2026年2月18日に速報として伝えた。

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※画像はイメージです

具体的な訪日人数の実数や、減少の詳細な要因については現時点で明らかにされていない。

観光産業への影響が焦点に

中国人観光客は訪日外国人全体の約28%を占める主要層であり、2024年の訪日中国人消費額は約1兆7,335億円と国別で1位だった。一人当たりの平均消費額も20万円以上と、他国の観光客の2倍以上の水準にある。約60%という大幅な減少が観光関連産業に与える影響は小さくないとみられる。

背景に日中関係の悪化か

減少の直接的な要因は公表されていないが、2025年11月には中国政府が日本への渡航自粛を旅行会社に指示したとされる動きがあった。中国国民の対日感情も悪化しており、日本に「良い印象」を持つ中国人の割合は前年の37.0%から12.3%に低下したとの調査結果も出ている。

また、2026年の春節(旧正月)が2月15日と前年より後ろ倒しになっていることも、1月の数字に季節的な影響を与えた可能性がある。2024年の訪日中国人数は年間698万人で、コロナ前の2019年の水準には届いていなかった。今回の大幅減により、回復基調にあった訪日中国人市場の先行きに不透明感が広がりそうだ。