2026/4/1
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経済

ブックオフGHDと伊藤忠商事が資本業務提携、議決権5%取得へ

要約

伊藤忠商事は既存株主からブックオフGHD株式約87万株を十数億円規模で取得し、議決権の5.01%を保有する。両社は書籍・トレーディングカードなどを扱う約840店舗のリユース網と大手商社の流通基盤を組み合わせた事業展開を目指す。

ブックオフリユース伊藤忠商事株式取得資本業務提携

伊藤忠がブックオフGHD株5.01%を取得

中古品販売大手のブックオフグループホールディングス(GHD)と大手総合商社の伊藤忠商事は2月18日、資本業務提携を結んだと発表した。伊藤忠はブックオフGHDの株式約87万株を既存株主から取得する。議決権所有割合は5.01%となり、取得額は十数億円規模。株式の取得日は2月26日を予定している。

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※画像はイメージです

両社の事業基盤を掛け合わせ

ブックオフGHDは書籍やトレーディングカード、DVDなどの中古品を取り扱い、国内外で計約840店舗を展開する。出店先は日本のほか、米国やマレーシアなどに広がる。一方の伊藤忠商事はコンビニ大手のファミリーマートを傘下に持ち、全国規模の流通ネットワークを有している。

今回の提携により、ブックオフが持つリユース事業の専門性・店舗網と、伊藤忠が持つ商社機能や流通基盤を組み合わせた事業展開が見込まれる。

拡大するリユース市場が背景に

提携の背景には、リユース市場の成長がある。日本国内のリユース市場は近年拡大傾向にあり、物価高の影響もあって中古品への需要は高まっている。大手総合商社がリユース分野に本格的に資本参加する動きは、業界の成熟と拡大を象徴するものといえる。

伊藤忠は近年、リユース関連の事業にも取り組んでおり、今回のブックオフGHDへの出資はその流れに沿ったものである。約840店舗を持つブックオフの販売網と、ファミリーマートを軸とする伊藤忠の流通インフラが、どのような相乗効果を生むかが今後の焦点となる。