2026/4/1
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経済

ANAといすゞ、羽田・新千歳でEVトラック検証開始 空港トラック電動化は初

要約

ANAはいすゞと協力し、羽田空港に2台、新千歳空港に1台の計3台のEVトラックを導入。同社にとってトラックのEV化は初の取り組みで、1台あたり年間約2トンのCO2削減効果を見込む。

ANAEV空港脱炭素化自動車業界

全日本空輸(ANA)といすゞ自動車は2月18日、空港内で稼働するトラックの電動化に向けた検証を開始した。ANAにとってトラックのEV化は初めての取り組みとなる。

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※画像はイメージです

羽田に2台、新千歳に1台を導入

導入先は羽田空港と新千歳空港の2拠点。羽田空港には2台、新千歳空港には1台の計3台のEVトラックを配備する。羽田空港は24時間稼働が求められる空港として、新千歳空港は寒冷・降雪地域の空港としてそれぞれ選定された。異なる運用環境での実用性を検証する狙いがある。

CO2削減効果はEVトラック1台あたり年間約2トンと見込まれている。

特殊車両に続きトラックでも脱炭素化へ

ANAはこれまで、トーイングトラクターをはじめとする空港内の特殊車両で脱炭素化を進めてきた実績がある。今回のEVトラック導入検証は、その取り組みを一般的なトラック分野にも広げるものだ。

空港内では手荷物や貨物の運搬などにトラックが日常的に使用されており、電動化が実現すれば空港全体の排出削減に寄与することになる。

高稼働と寒冷地、異なる条件での実証

2つの空港が検証拠点に選ばれた背景には、それぞれ異なる課題の検証がある。羽田空港では24時間にわたる高頻度稼働への対応力が試される。一方、新千歳空港ではバッテリー性能に影響を及ぼす低温環境や降雪条件下での実用性がポイントとなる。

ANAといすゞの協力による今回の検証は、航空業界における地上車両の脱炭素化の新たな一歩である。