2026/4/1
nippon-post.com
経済

NY円相場続落、1ドル=154円台後半に 米経済指標の上振れで円売り加速

要約

米耐久財受注と鉱工業生産がともに市場予想を上回り、ドル買いが優勢となった。FRBが公表した1月FOMC議事要旨では政策金利を巡り参加者の見方が分かれていることも明らかになった。

FOMCドル円相場ニューヨーク外国為替市場円安米国経済

米経済指標が予想上回り、円売り・ドル買い優勢に

2026年2月18日のニューヨーク外国為替市場で、円相場は続落した。終値は前日比1円50銭の円安・ドル高となる1ドル=154円75〜85銭。米経済指標が相次いで市場予想を上回ったことで、円売り・ドル買いの流れが強まった。

Stock market
※画像はイメージです

この日発表された2025年12月の米耐久財受注額は前月比1.4%減となり、市場予想の2.0%減を上回った。さらに2026年1月の米鉱工業生産も前月比0.7%増と、市場予想の0.3%増を大きく超えた。米金融大手ウェルズ・ファーゴは「人工知能(AI)関連を超えた幅広い分野での景気や投資の回復を示唆する」とコメントしている。

円の当日の安値は154円87銭、高値は153円64銭だった。

FOMC議事要旨、利下げ見通しに不透明感

同日午後、米連邦準備理事会(FRB)は1月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。今後の政策金利を巡って参加者の見方が分かれていることが明らかになった。

バノックバーン・キャピタル・マーケッツのマーク・チャンドラー氏は「やや(金融緩和に消極的な)タカ派的だったが、年内に2回利下げがあるとの市場の見方を変えるほどではなかった」と分析した。

衆院選後の円買い一服、高市首相の財政方針も注目

2月8日の衆院選投開票後、円買い・ドル売りが急速に進んでいたが、この日は米経済指標の強さを背景にその流れが一服した格好だ。

高市早苗首相は同日の記者会見で「政策転換の本丸は責任ある積極財政だ」と述べた。

ユーロも対円・対ドルで動く

円は対ユーロでも続落し、1ユーロ=182円40〜50銭(前日比80銭の円安・ユーロ高)で取引を終えた。一方、ユーロは対ドルでは続落し、1ユーロ=1.1775〜85ドル(前日比0.0075ドルのユーロ安・ドル高)となった。ユーロの当日の安値は1.1782ドル、高値は1.1848ドルだった。