2026/4/1
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経済

NY株、M7買いで市場心理が改善 FRB利上げ転換シナリオが新たなリスクに

要約

2月18日の米株式市場でエヌビディアが一時3%近く上昇するなどM7銘柄に買いが集まった一方、FRBの利上げ転換という不確定要素が相場の不安定さを残している。

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2026年2月18日の米株式市場で、巨大ハイテク株群「マグニフィセント・セブン(M7)」に買いが入り、ハイテク株を取り巻いていた不穏な雰囲気が和らいだ。一方で、FRB(米連邦準備理事会)による利上げ転換シナリオという新たな不確定要素が浮上し、相場は不安定な展開が続いた。

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エヌビディア一時3%近く上昇、M7銘柄に資金流入

この日の市場では、AI半導体大手のエヌビディア株が一時3%近く上昇した。アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトの株にも買いが入り、M7銘柄が市場全体の心理改善をけん引する格好となった。

ハイテク株全般に広がっていた警戒感がひとまず後退し、投資家のリスク選好姿勢が回復した形だ。

FRB利上げ転換シナリオが新たな重しに

しかし、市場には新たなリスク要因も浮上している。FRBの金融政策をめぐり、利上げへの転換シナリオが意識され始めたことだ。

FRBはこれまで利下げ局面にあったが、インフレ動向次第では政策の方向性が大きく変わりうるとの見方が広がっている。こうした背景から、M7買いによる心理改善にもかかわらず、相場全体としては不安定な展開が続いた。ハイテク株比率の高いナスダック市場の動向にも注目が集まっている。

楽観と警戒が交錯する局面

足元の米株式市場は、AI投資への期待を背景としたM7銘柄への資金流入と、金融政策の転換リスクという相反する材料が交錯する局面にある。投資家心理は一時的に改善したものの、FRBの次の一手をめぐる不確実性が払拭されない限り、方向感の定まらない相場展開が続く可能性がある。