イオンリテール、パート時給を平均8.38%引き上げ 4年連続の満額回答
要約
UAゼンセンが2月19日に発表。イオンリテールは2024年の7.02%、2025年の7.07%を上回る引き上げ率で、4年連続の満額回答となった。
イオンリテール小売・流通春闘賃上げ
パート時給8.38%引き上げ、過去最高水準
労働組合のUAゼンセンは2月19日、イオンリテールがパート従業員の時給を平均8.38%引き上げると発表した。組合側の要求に対する満額回答で、4年連続となる。
イオンリテールは総合スーパーを展開する大手小売企業。2023年春闘以降、パート従業員の時給引き上げを積極的に進めてきた。2024年春闘では7.02%、2025年春闘では7.07%と、いずれも7%を超える引き上げを実施しており、今回の8.38%は過去最高の引き上げ率となる。
4年連続の満額回答が持つ意味
満額回答とは、労働組合の賃上げ要求に対して経営側が全額を受け入れることを指す。イオンリテールが4年連続でこれに応じた形だ。
UAゼンセンは組織人員141万人以上を擁する日本最大級の産業別労働組合で、流通部門だけで約79万人以上が加盟している。2026年春闘ではパート時給について「8%以上」の引き上げを要求しており、これはUAゼンセン結成以来の過去最高の要求水準であった。
春闘における先行事例としての注目
大手企業の早期妥結は、その後に続く中堅・中小企業の交渉においてベンチマークとなることが多い。イオンリテールの満額回答は、2026年春闘全体の流れを占う先行事例として注目される。