円相場が大幅続落、一時155円34銭 米経済指標の底堅さでドル買い優勢
要約
19日の東京外為市場で円が対ドルで1円33銭下落し、10日以来の円安水準となる155円34銭近辺まで売られた。FRBの利下げ慎重姿勢と堅調な米経済指標がドル買いを後押しした。
2026年2月19日の東京外国為替市場で、円相場が大幅に続落した。17時時点の円相場は1ドル=154円99銭〜155円01銭と、前日同時点比で1円33銭の円安・ドル高となった。取引時間中には155円34銭近辺まで下落し、2月10日以来の円安・ドル高水準を記録した。
米連邦準備理事会(FRB)が利下げを慎重に判断するとの見方が市場で広がり、主要通貨に対するドル買いが優勢となったことが背景にある。
複数の米経済指標が底堅さを示す
前日18日に発表された米経済指標が、米景気の底堅さを裏付ける内容だった。2025年12月の米住宅着工件数は5カ月ぶりの高水準を記録。2026年1月の米鉱工業生産指数は市場予想を超える伸び率となった。また、2025年12月の米耐久財受注額も予想ほど落ち込まなかった。
これらの指標を受け、FRBが早期の利下げに踏み切る必要性が薄れたとの見方が強まった。
FOMC議事要旨が利上げ転換の可能性にも言及
同じく18日にFRBが公表した2026年1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、複数の参加者がインフレが持続すれば利上げへの転換もあり得るとの見解を示していたことが明らかになった。この内容もドル買いを後押しする材料となった。
19日の東京株式市場では日経平均株価が最高値水準を上回る場面もあり、リスク選好の動きが円売りを加速させた面もある。
ユーロも対円で上昇
円はユーロに対しても下落した。17時時点のユーロ円相場は1ユーロ=182円87〜90銭で、前日同時点比1円01銭の円安・ユーロ高だった。一方、ユーロのドル相場は1ユーロ=1.1798〜99ドルと、前日同時点比0.0036ドルのユーロ安・ドル高となり、ドルが幅広い通貨に対して強含んだ構図が鮮明となった。