国内債券先物が反発、1月全国CPI伸び鈍化と米金利低下が追い風
要約
20日朝の債券先物は前日比12銭高で寄り付いた。1月の全国消費者物価指数の伸び鈍化を受け、日銀の早期利上げ観測が後退するとの見方が債券買いを促した。前日の米長期金利低下も追い風となっている。
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先物は12銭高で寄り付き
20日朝方の国内債券市場で、先物相場は反発した。中心限月の3月物は前日比12銭高の132円53銭で寄り付いた。
同日、総務省が発表した1月の全国消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化したことが材料となった。物価上昇圧力の後退が意識され、債券買いが優勢となっている。
米金利低下とイラン情勢も影響
19日の米長期金利が低下したことも、国内債券市場の支援材料となった。米国での債券価格上昇の流れが日本市場にも波及した格好だ。
一方、イラン情勢の緊迫化も市場の動きに影響を与えている。地政学リスクの高まりが安全資産としての債券への需要を下支えしているとみられる。
CPI鈍化で金融政策の見通しに変化も
1月の全国CPIの伸び鈍化は、日銀の金融政策に対する市場の見方にも影響を及ぼす可能性がある。物価上昇の勢いが弱まれば、日銀による早期の追加利上げ観測が後退するとの思惑が、債券市場では広がりやすい。
ただし、イラン情勢の緊迫化による原油価格への影響や、米長期金利の今後の動向など、不透明な要因も残されており、市場参加者は引き続き慎重な姿勢で動向を注視している。