2026/4/1
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経済

NYダウ4営業日ぶり反落、米イラン軍事緊張で一時300ドル安

要約

米CNNがイラン攻撃準備を報じたことで中東の地政学リスクへの警戒が強まり、ダウ平均は一時300ドル超の下落。原油先物は約半年ぶりの高値を記録し、ハイテク株中心にナスダックも反落した。

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中東リスク警戒でダウ一時300ドル超の下落

2026年2月19日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落して始まった。午前9時35分現在、前日比256ドル28セント安の4万9406ドル38セントで推移し、取引時間中には300ドルあまり下げる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3営業日ぶりに反落した。

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※画像はイメージです

売りを誘ったのは、米イラン間の軍事的緊張の高まりだ。米CNNは2月18日、「米軍は早ければ今週末にもイランを攻撃する準備をしている」と報道。その前日の17日には米国とイランが核協議に臨んだばかりで、外交と軍事のシグナルが交錯する不安定な状況が投資家心理を圧迫した。米原油先物相場の期近物は2025年8月以来の高値を付ける場面があり、エネルギー価格の上昇懸念も広がった。

個別銘柄はまちまち、ウォルマートは好決算で上昇

個別銘柄の動きはまちまちだった。同日朝に2025年11月〜2026年1月期の決算を発表したウォルマートは、売上高などが市場予想を上回り、買いが優勢となった。プロクター・アンド・ギャンブル、シェブロン、ベライゾン・コミュニケーションズも上昇した。

一方、IBM、セールスフォース、ボーイング、ゴールドマン・サックスが下落。ナイキ、ホーム・デポのほか、テスラやアルファベットといったハイテク・成長株にも売りが出た。

雇用指標は予想より堅調

同日発表された週間の米新規失業保険申請件数は20万6000件で、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想の22万3000件を下回った。労働市場の底堅さを示す内容だったが、中東情勢への警戒感が相場全体の重しとなった。

  1. 米イラン核協議の実施

    米国とイランが核問題をめぐる協議に臨み、外交的解決の模索が続いた。

  2. CNN、イラン攻撃準備を報道

    米CNNが米軍は早ければ週末にもイランを攻撃する準備をしていると報じ、市場に緊張が走った。

  3. ダウ平均が4営業日ぶり反落

    地政学リスクへの警戒から売りが先行し、午前9時35分現在で前日比256ドル安、一時300ドルあまり下落する場面もあった。