2026/4/1
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経済

NY円相場3日続落、FRB利下げ慎重姿勢で1ドル=155円近辺

要約

2月19日のNY外為市場で円相場は前日比20銭円安の1ドル=154円95銭〜155円05銭で3日続落。FOMC議事要旨で金融政策の方向性に意見分裂が明らかになり、ミラン理事も労働市場の底堅さとインフレ根強さを理由に大幅利下げに否定的な見解を示した。

FOMCFRBドル円相場利下げ為替市場

FRB利下げ慎重論が円安を後押し

2月19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=154円95銭〜155円05銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに慎重との見方が広がり、円売り・ドル買いの動きが優勢となった。

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FRBは2月18日に1月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。議事要旨では、今後の金融政策の方向性について参加者の間で意見が分かれていることが明らかになり、複数の参加者が利上げ転換の可能性にも言及していた。

ミラン理事「大幅利下げすべきでない」

FRBのミラン理事は19日、サブスタックのインタビューで「最近の雇用関連指標は米労働市場が想定していた以上の底堅さを保っていることを示している」と述べた。さらに「財のインフレは根強いようにみえる」との認識を示し、「昨年12月に考えていたほどFRBは大幅利下げをするべきではない」と語った。

この発言を受け、インベスティング・ライブのアダム・バトン氏は「FRBが年内2回の利下げに踏み切るというシナリオは成り立たなくなっている」と指摘した。

指標発表控え値動きは限定的

円相場の値幅は154円80銭から155円27銭の範囲にとどまった。20日に2025年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)や12月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控え、投資家が持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。

対ユーロでは、円相場は前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=182円50〜60銭で3日続落した。ユーロ・ドル相場は前日比0.0010ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1765〜75ドルで3日続落となり、一時1.1742ドルと1月下旬以来のユーロ安・ドル高水準をつけた。