東京外為市場で円安進行、1月CPI上昇率の鈍化で利上げ観測が後退
要約
20日午前の東京外為市場で円相場は1ドル=155円12〜14銭まで下落。総務省発表の1月CPIが前年同月比2.0%上昇と前月の2.4%から鈍化し、日銀の早期利上げ観測が後退したことが背景にある。
CPIドル円相場円安日銀為替市場
CPI鈍化を受け円売り加速
2026年2月20日午前の東京外国為替市場で、円相場が下げ幅を広げた。10時時点の円相場は1ドル=155円12〜14銭で、前日17時時点と比べて16銭の円安・ドル高となった。
同日、総務省が発表した1月の全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合)は前年同月比2.0%の上昇だった。2025年12月の2.4%上昇から伸び率が鈍化しており、日銀による早期利上げ観測が後退したとの見方から、円売り・ドル買いが増加した。
五十日の実需が円安を後押し
20日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとうび)」にあたり、国内輸入企業など実需筋からの円売り・ドル買いが出た。国内銀行の為替担当者は、10時前の中値決済に向けて「ドル買い優勢」だったと語った。また、3連休前という日程も取引に影響を与えた。
ユーロは対円で下落、対ドルでも軟調
円・ユーロ相場は10時時点で1ユーロ=182円57〜60銭と、前日17時時点と比べて29銭の円高・ユーロ安だった。ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.1769〜70ドルで、前日17時時点から0.0031ドルのユーロ安・ドル高となり、ドルが主要通貨に対して強含む展開となった。