日経平均が今年最大の下げ幅、イラン情勢悪化で終値1778円安の5万6279円
要約
取引開始から売りが先行し、午後には下げ幅が一時1900円を超えた。ホルムズ海峡封鎖の長期化懸念やトランプ大統領の発言が投資家心理を冷やし、約3カ月ぶりの大幅安となった。
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終値1778円安、今年最大の下落
3日の東京株式市場で日経平均株価が急落し、今年最大の値下がりを記録した。終値は前日比1778円安の5万6279円。取引開始とともに売りが先行し、午後には下げ幅が一時1900円を超える場面もあった。1500円以上の値下がりは昨年11月以来、約3カ月ぶりとなる。
イラン情勢がリスク回避を加速
急落の背景にあるのは、イラン情勢の悪化だ。市場関係者は「イラン情勢を巡るリスクを避けたい投資家が様子見の姿勢を強め、株を売って現金に切り替えている」と指摘する。
さらに別の市場関係者は「ホルムズ海峡の封鎖が長期化する懸念が高まるなか、アメリカのトランプ大統領の過激な発言で不安が強まり、売りが売りを呼ぶ状況」と分析。地政学的リスクの高まりが投資家心理を大きく冷やし、売りの連鎖を招いた構図である。
売りが売りを呼ぶ展開
午前から一貫して下落基調だった日経平均は、午後に入って下げ足を速めた。一時1900円を超える下げ幅は、投資家の間で広がるリスク回避姿勢の強さを物語る。地政学的な不透明感が払拭されない限り、市場の警戒感が続く可能性がある。