日経平均2300円高の急反発、韓国株急伸もアジア市場の追い風に
要約
前日までの3日続落で4600円あまり下落していた日経平均が一転、5万6600円台前半まで買い戻された。ボラティリティー指数は前日の64台から30台へ急低下し、市場心理の改善が鮮明となっている。
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日経平均、一時5万6600円台を回復
5日前場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は一段高となり、前日比2300円あまり高い5万6600円台前半まで買われた。前日までの3日続落で4600円あまり下落していた反動から、買い戻しの動きが優勢となった。
5日のアジア市場では韓国総合株価指数(KOSPI)が急伸しており、これも投資家心理の改善を後押しした。KOSPIは前日に12%安と大幅に下落していたが、この日は一転して買いが広がった。
ボラティリティー指数が急低下
市場の不安心理を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は一時30台まで急低下した。前日4日には一時64台まで上昇し、2024年8月以来の高水準を記録していたが、わずか1日で大幅に落ち着きを取り戻した格好だ。
国内証券ストラテジストは「米・イスラエルとイランの対立が長期化するとの懸念がやや後退しているものの、中東情勢の不透明感が完全に払拭されたわけではなく、今後の動向には注視が必要」と指摘している。
売買状況と主な銘柄動向
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆7632億円、売買高は8億1488万株となった。
個別銘柄では、アドテストや東エレクが一段高となったほか、ソフトバンクグループ、ファストリ、信越化、三井物、三菱重なども上昇した。一方、ニトリHD、任天堂、協和キリンは下落した。