トヨタ、中東向け約4万台を減産へ ランクルなど人気車種が対象
要約
米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、トヨタが中東方面の物流懸念から4月末までの2カ月間で約4万台の減産を決定。3月に2万台、4月に1万8000台を部品メーカーに通達した。
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トヨタ、中東向け約4万台の減産を決定
トヨタ自動車が4月末までの2カ月間で、中東向けの約4万台を減産することが明らかになった。減産対象は多目的スポーツ車(SUV)「ランドクルーザー」など人気車種が中心となる。
米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、中東方面の物流に懸念が生じたことが理由だ。トヨタは3月5日までに、主要な部品メーカー各社に対して生産計画の修正を通達した。
3月に2万台、4月に1万8000台
減産の内訳は、3月末までに2万台、4月に1万8000台となっている。合計で約4万台規模の生産調整を、2カ月間という短期間で実施する計画だ。
ランドクルーザーは中東市場で圧倒的な人気を誇る車種であり、同地域はトヨタにとって重要な輸出先の一つである。今回の減産が業績に与える影響が注目される。
物流リスクが背景に
今回の減産は、需要の減退ではなく物流面のリスクに起因する点が特徴だ。イラン攻撃に伴う中東情勢の緊迫化が、完成車の輸送計画に影響を及ぼしたとみられる。
トヨタは部品メーカーへの通達を通じ、サプライチェーン全体での調整を進めている。中東情勢の推移によっては、今後さらなる生産計画の見直しが行われる可能性もある。