NYダウ一時1000ドル超の急落、イラン革命防衛隊の米タンカー攻撃で原油急伸
要約
イラン革命防衛隊が米国の石油タンカーを攻撃したと伝わり、原油先物が約1年8カ月ぶりの高値を更新。米国株式市場で広範な売却圧力が生じている。
ダウ平均株価中東情勢
NYダウ一時1000ドル超の急落、イラン革命防衛隊の米タンカー攻撃で原油急伸
ダウ平均、一時1030ドル安の急落
5日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均が急落した。下げ幅は一時1000ドルを超え、米東部時間午後1時30分時点では前日比1030ドル程度安い4万7700ドル近辺で推移している。
イランの革命防衛隊が米国の石油タンカーを攻撃したと伝わり、中東情勢の緊迫化が一気に市場を揺さぶった。
原油先物、約1年8カ月ぶりの高水準
原油先物市場では、WTI原油先物の期近4月物が前日比8%高の1バレル81ドルまで上昇した。この水準は2024年7月以来、約1年8カ月ぶりの高値にあたる。
中東情勢の悪化によるエネルギー供給への懸念が、原油価格を一気に押し上げた格好だ。
エネルギー以外はほぼ全面安
株式市場では、原油高の恩恵を受けるエネルギーセクターを除き、幅広い業種で売りが優勢となった。ほぼ全面安の展開で、リスク回避の動きが市場全体に広がっている。
原油価格の急伸はインフレ圧力の再燃につながるとの警戒感が根強く、投資家心理を冷え込ませている。中東情勢の今後の推移が、市場の行方を大きく左右する状況だ。