NYダウ784ドル安、中東緊迫で原油価格が約1年8カ月ぶり高値
要約
5日のニューヨーク株式市場でダウ工業株平均が4万7954ドルで取引を終了。中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が約1年8カ月ぶりの高値をつけ、幅広い銘柄に売りが広がった。
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ダウ平均、784ドル超の大幅下落
5日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株平均が前日比784.67ドル(1.61%)安の4万7954.74ドルで取引を終えた。中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が約1年8カ月ぶりの高値水準に達し、幅広い銘柄に売りが広がった。
原油高騰が市場心理を冷やす
原油価格の急騰が、この日の株安の大きな要因となった。中東情勢の緊迫化により原油の供給不安が強まり、北海ブレント原油は1バレル85ドル台前半(2024年7月以来約1年8カ月ぶり)まで上昇した。エネルギーコストの上昇は企業収益の圧迫要因となるため、投資家のリスク回避姿勢が強まり、売りが優勢の展開となった。
中東リスクが市場の重荷に
中東情勢の緊迫化は、原油の安定供給に対する懸念を一段と高めている。原油高が長期化すればインフレ圧力の再燃につながりかねず、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策にも影響を及ぼす可能性がある。市場では地政学リスクへの警戒感が広がっており、当面は中東情勢の行方が相場の方向性を左右する展開が続きそうだ。