JA全中新会長に神農佳人氏、コメ価格「適正と理解を」と消費者に訴え
要約
全国農業協同組合中央会の新会長に選出された神農佳人氏は、5キロ4000円台で推移するコメの店頭価格について「適正だと消費者も理解してほしい」と述べ、生産者の省力化努力を強調した。
コメ価格経済農業協同組合
神農氏がJA全中新会長に就任
全国農業協同組合中央会(JA全中)は6日、新会長に神農佳人氏を選出した。任期は2029年8月までとなる。
神農新会長はコメの価格問題について、「生産者は省力化に取り組む。コメ価格が適正だと消費者も理解してほしい」と述べ、現在の価格水準への理解を求めた。
コメ価格、5キロ4000円台が続く
コメの平均店頭価格は現在、5キロあたり4000円台で推移している。価格が高止まりしている背景には、各地のJAが集荷時に農家へ渡す前払い金(概算金)が高水準だったことがあるとの指摘がある。
概算金はJAが農家からコメを集荷する際に支払う仮の代金で、その水準が高いほどコメの流通価格にも上昇圧力がかかる構図となっている。
新体制の課題
JA全中は日本の農業協同組合を束ねる中央組織であり、新会長には農家の経営安定と消費者の負担感の間でどのようなバランスを取るかが問われることになる。神農新会長の発言は、生産者側のコスト負担への理解を消費者に求めつつ、生産現場での省力化を進める姿勢を示したものだ。