農水省、コメのコスト「5キロ2800円余り」と算定 4月施行の新法に向け
要約
食品流通でコストを考慮した取引を促す法律が4月に施行されるのを前に、農林水産省がコメにかかるコストを5キロあたり2800円余りと算定し、参考値として示した。
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農水省がコメのコスト算定を公表
食品の流通においてコストを考慮した取引を促す法律が2026年4月から施行されるのを前に、農林水産省が現在のコメにかかるコストを算定した。その金額は5キロあたり2800円余りとなった。
この法律は、食品流通に関わる事業者に対し、コストを踏まえた取引を行うよう努力義務を課すものである。農林水産省は今回算定した数値を参考として提示し、適正な価格形成につなげたい考えだ。
4月施行の新法で流通に変化
新たに施行される法律では、食品等の流通過程でかかるコストを考慮した取引が求められる。事業者には努力義務が課せられ、流通段階での価格形成の透明化が期待されている。
農林水産省が示した5キロ2800円余りという数値は、あくまで参考値としての位置づけである。同省はこの数値も参考にしながら、関係者間での適正な取引を促していく方針だ。
コメ流通の転換点となるか
コメの価格をめぐっては、生産資材の高騰や需給バランスの変動などにより、農家の経営環境が厳しさを増してきた。今回の法律施行とコスト算定は、長年課題とされてきた食品流通における価格形成のあり方に一石を投じるものとなる。
4月の施行後、実際の取引現場でどの程度コストが考慮されるようになるかが今後の焦点となる。