2026/4/1
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経済

日経平均株価が3000円超の急落、中東情勢悪化と原油高騰が直撃

要約

週明けの東京株式市場で日経平均が約1カ月ぶりに5万3000円を割り込んだ。イラン情勢への懸念による原油先物の3年8カ月ぶり高値圏到達に加え、先週末の米雇用統計の下振れも重なった。

中東情勢原油高騰日経平均株価

日経平均、3000円超の下げ幅で急落

週明け3月9日の東京株式市場で、日経平均株価が3000円を超える下げ幅で急落した。約1カ月ぶりに5万3000円を割り込む水準となり、投資家の間にリスク回避の動きが一気に広がった格好だ。

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※画像はイメージです

急落の最大の要因として挙げられているのが、中東情勢の悪化に伴う原油価格の高騰である。イラン情勢への懸念が原油市場を直撃し、原油先物価格は3年8カ月ぶりの高値圏に上昇した。エネルギーコストの増大が企業収益を圧迫するとの見方が広がり、幅広い銘柄に売りが出た。

米雇用統計の下振れも追い打ち

国内要因に加え、海外市場の動揺も東京市場に波及した。先週末に発表されたアメリカの雇用統計が市場予想を大きく下回り、米国の主要な株価指数がそろって下落。週明けの東京市場はこの流れを引き継ぐ形で、売りが先行する展開となった。

中東リスクによる原油高と米景気の減速懸念という二重の悪材料が重なったことで、日経平均は大幅な下げ幅を記録した。

市場の先行きに不透明感

原油価格の動向は中東情勢に大きく左右されるため、地政学リスクの高まりが長期化すれば、日本経済への影響も一段と深刻化する可能性がある。日本は輸入原油の大部分を中東地域に依存しており、エネルギー価格の上昇は企業のコスト増や消費者物価の押し上げにつながる。市場では当面、中東の動向と米国経済指標を注視する展開が続きそうだ。