2026/4/1
nippon-post.com
経済

国内原油先物が急伸、3年9カ月ぶり高値 イラン戦闘長期化の懸念で

要約

国内商品先物市場で原油中心限月物が前週末比24%高の8万8900円で取引を終えた。ニューヨーク原油先物が1バレル120ドルに迫るなか、中東産原油の供給不安が国内市場にも波及している。

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国内原油先物、2022年6月以来の高値水準

2026年3月9日の国内商品先物市場で、原油が急伸した。原油中心限月物は8万8900円で取引を終え、前週末の清算値を24%上回った。この水準は2022年6月以来、3年9カ月ぶりの高値となる。

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※画像はイメージです

米国・イスラエルとイランとの戦闘が長期化するとの見方が市場で広がり、中東産の原油供給に支障が生じるとの警戒感が高まっている。こうした地政学リスクの高まりを背景に、国内の原油先物には買いが活発に入った。

NY原油先物は120ドルに迫る

海外市場でも原油価格の上昇が鮮明だ。ニューヨーク原油先物相場は1バレル120ドルに迫る場面があり、国際的な原油高が国内先物市場を押し上げる構図となっている。

中東地域はペルシャ湾岸に主要産油国が集中しており、ホルムズ海峡経由で世界の原油輸送量の約20%が流通しています。同地域での軍事的な緊張が続く限り、原油の供給リスクは市場の最大の関心事であり続ける。

供給不安が価格を押し上げ

今回の急伸の直接的な要因は、米・イスラエルとイランの戦闘が早期に収束する見通しが立たないことにある。戦闘の長期化観測が強まるなか、中東産原油の安定供給に対する不透明感が一段と増している。

国内の原油先物価格は、国際相場の動向と中東情勢の推移に左右される展開が続く見通しだ。