G7財務相会合、石油備蓄の協調放出を議論へ 原油高騰に対応
要約
フランスが議長国を務めるG7は9日夜にオンライン財務相会合を開催し、中東情勢を背景とした原油価格の高騰への対応策として戦略的石油備蓄の協調放出を検討する。
G7財務相会合エネルギー政策中東情勢原油価格石油備蓄放出
G7が9日夜にオンライン財務相会合を開催
主要7カ国(G7)は日本時間9日午後9時半、オンラインで財務相会合を開催する。議長国フランスの経済・財務省幹部が英フィナンシャル・タイムズ(FT)に明らかにしたもので、中東情勢を背景とした原油価格の高騰に対応するため、石油備蓄の協調放出が議題に含まれる。
フランスの経済・財務省幹部は「戦略的備蓄放出は検討する選択肢の一つだ」と述べた。G7として原油高への対応策を協議し、各国が足並みをそろえて備蓄放出に踏み切るかどうかが焦点となる。
供給不安が高まる中東情勢
今回の会合が急きょ設定された背景には、中東情勢の緊迫化がある。原油価格の高騰が各国経済に与える影響が深刻化しており、G7として協調した対応を迫られている形だ。
石油備蓄の協調放出は、供給不安が高まった局面で市場の安定を図る手段として過去にも実施されてきた。G7が放出に踏み切れば、原油市場に対して強いメッセージを発することになる。
会合の行方に注目
ただし、具体的な放出量や各国の個別の立場は現時点で明らかになっていない。会合の結論次第では、原油市場のみならず為替や株式市場にも波及する可能性がある。議長国フランスの主導のもと、G7各国がどのような合意に至るかが注目される。