2026/4/1
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経済

日経平均2892円安、株・債券・円の「トリプル安」が東京市場を直撃

要約

9日の東京市場では日経平均が過去3番目の下げ幅を記録し、終値は5万2728円に沈んだ。景気減速やインフレへの懸念から株式・債券・通貨の3市場が同時に売られるトリプル安が発生した。

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日経平均が過去3番目の下げ幅を記録

9日の東京株式市場で日経平均株価が大幅に反落し、前週末比2892円安の5万2728円で取引を終えた。下落率は約5%に達し、1日の下げ幅としては過去3番目の大きさとなった。

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東京市場では株式だけでなく、債券、通貨(円)もそろって売られる「トリプル安」が発生。投資家のリスク回避姿勢が鮮明となった。

景気減速とインフレ懸念が重なる

今回の急落の背景には、世界的な景気減速への懸念とインフレへの警戒感がある。原油相場が急騰したことも市場心理を悪化させ、売りが売りを呼ぶ展開となった。

株安・債券安・円安が同時に進行するトリプル安は、海外投資家が日本市場から資金を引き揚げる動きと連動しやすく、3市場が相互に負の影響を及ぼす悪循環に陥る構図である。

過去の急落局面との比較

日経平均がこれほどの下げ幅を記録したのは、2024年8月に日銀の利上げと米景気減速懸念が重なり円相場が急騰した局面以来のことである。1987年にも大幅な急落が発生しており、今回は歴史的にも極めて大きな値動きとなった。

市場では引き続き景気の先行きやインフレ動向への警戒感が根強く、今後の相場展開に注目が集まっている。