2026/4/1
nippon-post.com
経済

INPEX株価4%安、トランプ氏「戦争ほぼ終結」発言で原油急落が直撃

要約

米トランプ氏の戦争終結示唆を受けてNYMEX原油先物が乱高下し、日本最大の石油開発企業INPEXの株価が前日比166円安の3935円まで下落した。

INPEXエネルギー政策トランプ政権原油価格東京株式市場

INPEX株価が大幅反落、前日比4%安

10日の東京株式市場で、石油・ガス開発大手のINPEX(1605)の株価が大幅に反落した。前日比166円(4.04%)安の3935円をつけ、エネルギー関連銘柄への売り圧力が鮮明となった。

背景にあるのは、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)における原油先物相場の乱高下である。

Business professional
※画像はイメージです

トランプ氏発言が原油市場を揺るがす

米東部時間3月8日夜、トランプ氏が「戦争ほぼ終結」と発言したことが伝わると、原油市場は急落の展開となった。中東の緊迫を背景に積み上がっていた需給逼迫への懸念が後退し、原油先物に売りが集中した。

INPEXは日本最大の石油・ガス開発企業であり、原油価格の変動が業績に直結する収益構造を持つ。原油安の進行は同社の収益基盤を揺るがす要因となるため、投資家の間で警戒感が広がった形だ。

エネルギー株への波及

原油相場の急落は、INPEXにとどまらずエネルギー関連銘柄全体に影を落としている。中東情勢をめぐる地政学的リスクがこれまで原油価格を下支えしてきたが、トランプ氏の発言によってその前提が揺らぎ、市場の見方が大きく転換した。今後の原油相場の動向とトランプ氏の外交姿勢が、エネルギー株の行方を左右することになる。