2026/4/1
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経済

G7エネルギー相会合、10日夜に開催へ 備蓄石油の協調放出を協議

要約

G7財務相会合での合意を受け、エネルギー相が10日夜に備蓄石油の協調放出について具体的措置の協議に入る見通し。片山さつき財務相が明らかにした。

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G7エネルギー相が備蓄石油の協調放出を協議へ

G7(日米欧の先進7カ国)のエネルギー相会合が10日夜に開催される見通しとなった。片山さつき財務相が10日の閣議後記者会見で明らかにした。会合では備蓄石油の協調放出について協議が行われる。

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片山財務相は9日のG7財務相緊急会合において、石油備蓄放出を含む「必要な対応」で各国が合意したことを発表しており、今回のエネルギー相会合はその具体的措置を詰める場となる。片山財務相は財務相会合の成果について「非常に大きな成果」と評価していた。

実現すれば2022年以来の異例措置

石油備蓄の国際協調放出は極めて稀な施策である。直近では2022年のロシアによるウクライナ侵攻時に、IEA(国際エネルギー機関)の呼びかけで実施された。今回実現すれば、約4年ぶりの異例の対応となる。

IEAが各国に備蓄放出を呼びかけており、G7財務相会合では「IEAからの要請」として協力方針が確認された。

日本のエネルギー安全保障に直結

備蓄石油の協調放出が国際的な枠組みで進められる背景には、単独行動では市場への効果が限定的であるという経験則がある。日本は原油輸入の95%超を中東に依存し、その70%がホルムズ海峡を経由して輸送されている。こうした構造的な脆弱性を抱える日本にとって、国際協調による対応は重要な意味を持つ。

会合の具体的な時刻や開催形式、協調放出の規模など詳細は明らかになっていない。