日経平均が急反発、一時1900円超高 トランプ氏のイラン戦争終結発言で買い戻し
要約
10日午前の東京株式市場で日経平均株価が前日比1670円高と急反発した。トランプ米大統領がイランとの戦争の早期終結に言及し、地政学リスクへの警戒感が後退したことが買い材料となった。
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日経平均、前引けで1670円高の5万4399円
2026年3月10日午前の東京株式市場で、日経平均株価が急反発した。前引けは前日比1670円36銭(3.17%)高の5万4399円08銭。取引時間中には上げ幅が1900円を超える場面もあった。
トランプ米大統領が9日の記者会見で、イランとの戦争が「間もなく」終結すると述べたことが買い材料となった。米国とイスラエルによるイランへの攻撃が近く終結するとの見方が広がり、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。
トランプ発言が市場心理を転換
トランプ大統領の発言を受け、中東情勢の長期化に対する懸念が後退した。地政学リスクの高まりを背景に売りが続いていた東京市場では、リスク回避姿勢の緩和とともに幅広い銘柄に買いの勢いが強まった。
日経平均の上げ幅は一時1900円を超え、3%超の大幅高となった。前引け時点でも1670円36銭高を維持しており、投資家心理の改善が鮮明となっている。
中東リスク後退が買い戻しを誘発
米国とイスラエルによるイランへの軍事行動をめぐっては、紛争の長期化が原油価格の上昇やインフレ再燃につながるとの懸念から、世界の金融市場でリスク回避の動きが広がっていた。トランプ大統領による戦争終結の見通し表明は、こうした不透明感を和らげる材料として受け止められた格好だ。
午後の取引では、この流れが継続するかどうかが焦点となる。