2026/4/1
nippon-post.com
経済

中国1〜2月輸出21.8%増、成長目標達成へ外需が牽引役に

要約

中国税関総署が発表した2026年1〜2月の貿易統計で、輸出額が6565億ドル(約103兆円)に達し前年同期比21.8%増を記録。輸入も19.8%増で、政府が掲げる4.5〜5.0%の成長目標達成に向けた外需拡大の動きが鮮明となった。

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輸出入ともに大幅増、外需拡大の勢い鮮明

中国税関総署は3月10日、2026年1〜2月の貿易統計を発表した。輸出額は6565億ドル(約103兆円)で前年同期比21.8%増となり、2025年11月以降続くプラス基調を維持した。輸入額も4429億ドルで同19.8%増と大きく伸び、輸出入ともに力強い拡大を見せた。

輸出の伸び率は、2025年12月の6.6%増から大幅に加速した格好だ。中国経済にとって外需が引き続き成長の牽引役となっている構図が改めて浮き彫りとなった。

成長目標「4.5〜5.0%」の達成に追い風

中国政府は2026年の実質経済成長率の目標を「4.5〜5.0%」に設定している。今回の貿易統計は、この目標達成に向けた追い風となる。

ただし、輸出の産業別内訳や対国別の詳細は明らかにされておらず、今後の持続性については注視が必要だ。内需の動向や米中間の通商環境など、外部要因が今後の貿易にどう影響するかが焦点となる。

輸入19.8%増、内需にも回復の兆しか

注目すべきは輸入の伸びである。前年同期比19.8%増という数字は、内需や生産活動に一定の回復の兆しがあることを示唆する。輸出だけでなく輸入も同時に拡大したことで、中国経済の活動全体が活発化している可能性がある。

中国は2025年通年で過去最高の貿易額を記録しており、2026年も年初から好調な滑り出しを見せた形だ。政府目標の達成に向け、今後発表される月次データが一段と注目される。