長期金利2.250%に上昇、中東情勢の緊迫化で1カ月ぶり高水準
要約
16日朝方の国内債券市場で新発10年物国債利回りが2.250%をつけ、2月10日以来1カ月ぶりの高水準に。米国・イスラエルとイランの軍事衝突激化への警戒から原油先物が上昇し、インフレ懸念が債券売りを誘った。
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1カ月ぶりの高値水準に
2026年3月16日朝方の国内債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇した。前週末比0.010%高い2.250%をつけ、2月10日以来およそ1カ月ぶりの高水準となった。債券価格は下落している。
中東情勢が原油供給不安を呼ぶ
背景にあるのは、中東情勢の緊迫化である。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が激化するとの警戒感が市場に広がり、原油の供給不安が強まっている。これを受けて原油先物相場は水準を切り上げており、エネルギー価格の上昇がインフレ圧力として意識されている。
インフレ懸念が債券売りに波及
原油高によるインフレ懸念の高まりが、国内債券市場での売り材料となった。物価上昇が続けば日銀の金融政策にも影響を及ぼしかねないとの見方があり、投資家の間で国債を手放す動きが出ている。長期金利は年初から高止まりの傾向が続いており、今回の上昇で改めて市場の警戒感の強さが浮き彫りとなった。