コメ平均価格が7カ月ぶり3000円台に、全国スーパー調査で3980円
要約
農林水産省の調査で、全国スーパー約1000店のコメ5kg平均価格が3980円に低下。2025年11月の過去最高値5002円から約2割下がり、需給緩和と小売の在庫圧縮が価格下落を牽引している。
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コメ価格、7カ月ぶりに3000円台へ
農林水産省の調査によると、全国のスーパー約1000店におけるコメの平均価格が5kgあたり3980円となり、7カ月ぶりに3000円台の水準に達した。
長期にわたり高値圏で推移してきたコメの店頭価格が、節目となる3000円台まで下がったことになる。2025年11月には5kgあたり5002円と過去最高値を記録しており、そこから約2割の下落となった格好だ。
背景にある需給環境の変化
コメ価格の高騰は、令和4・5年産で約65万トンの供給不足が発生した「令和のコメ騒動」に端を発する。政府は備蓄米の放出(合計61万トン)で対応してきたが、その後の令和7年産米が想定以上の収穫となったことで、需給バランスに改善の兆しが見えていた。
民間在庫は2026年6月末時点で215万〜229万トンと、適正水準とされる200万トンをやや上回る見通しとなっている。
今後の価格動向に注目
小売の現場では、卸・小売りが在庫圧縮を進める中で銘柄米の特売が広がっている。海外産米(米国産カルローズや台湾産ジャポニカ米など)が関税込みで3000円台半ばで流通しており、国産米との価格競争も価格抑制の一因とみられる。
今後は令和8年産の新米が出回る時期に向け、3000円〜3500円程度の価格帯に落ち着くとの見方もあり、消費者の家計負担がどこまで軽減されるかが焦点となる。