NY円相場が反落、1ドル=158円台後半 中東情勢の不透明感でドル買い優勢
要約
米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続くなか、地政学リスクを背景にドルが買われ、円は前日比35銭安の158円70~80銭で取引を終えた。
ドル円相場中東情勢原油価格
NY円相場が反落、1ドル=158円台後半 中東情勢の不透明感でドル買い優勢
中東リスクがドル買いを誘発、円は前日比35銭安
24日のニューヨーク外国為替市場で円相場が反落し、1ドル=158円70~80銭で取引を終えた。前日比35銭の円安・ドル高となった。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続くなか、中東情勢の先行き不透明感が基軸通貨であるドルへの資金逃避を促し、円売り・ドル買いが優勢となった。
バノックバーン・キャピタル・マーケッツのアナリスト、マーク・チャンドラー氏は「軍事衝突がいつまで続くのか先行き不透明感が強い」と指摘した。
原油先物は92ドル台に急騰、停戦報道で一転下落
中東情勢の緊迫化はエネルギー市場にも大きな影響を与えている。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物は1バレル=92ドル台前半で取引を終え、前日比で4.8%以上の上昇を記録した。
24日夜にはイスラエルメディアが、米国とイランの間で1カ月間の停戦枠組みを検討していると報じた。この報道を受け、WTIの期近5月物は86ドル台まで下落する場面もあった。
トランプ大統領はイラン攻撃を5日延期
時系列を振り返ると、23日にはトランプ米大統領がイランの発電所およびエネルギーインフラへの攻撃を5日間延期するよう指示していた。翌24日夜に停戦枠組みの検討が報じられたことで、市場では軍事衝突の収束に向けた動きへの期待と、紛争長期化への警戒が交錯する展開となった。
米10年債利回りは4.36%で取引を終え、前日比0.02%上昇した。ユーロ円は1ユーロ=184円20~30銭、ユーロドルは1ユーロ=1.1600~10ドルだった。