2026/4/1
nippon-post.com
経済

日経平均が一時1500円超の急騰、トランプ氏のイラン譲歩示唆で買い戻し広がる

要約

イラン情勢の緊迫化で下落基調が続いていた日経平均株価が、トランプ大統領による停戦交渉進展の示唆を受けて取引開始直後から大幅に反発した。ただし市場関係者からは楽観を戒める声も上がっている。

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取引開始直後から一時1500円超の上昇

25日の東京株式市場で、日経平均株価が取引開始直後から大幅に上昇し、上げ幅は一時1500円を超えた。イラン情勢を巡る不安定な相場が続くなか、トランプ米大統領が停戦に向けてイラン側からの譲歩を示唆する発言を行ったことが、投資家心理の改善につながった。

イラン情勢の緊迫化と原油価格の高止まりが続き、東京市場ではリスク回避の売りが優勢となる展開が続いていた。トランプ大統領の発言は、軍事的な緊張の長期化に対する懸念を和らげる材料として受け止められ、幅広い銘柄に買い戻しが入った。

市場関係者は慎重な見方を維持

大幅な反発を見せた一方で、市場関係者からは楽観視を戒める声も聞かれる。ある市場関係者は「株価は上昇するものの楽観視はできず、上値は重くなりそうだ」と指摘した。

トランプ大統領が示唆した「譲歩」の具体的な内容は明らかになっておらず、イラン情勢の先行きには依然として不透明感が漂う。原油価格の高止まりも続いており、エネルギーコストの上昇が企業業績や個人消費に与える影響への警戒感は根強い。

地政学リスクと原油高が引き続き焦点

今回の株価急騰は、戦争リスクの軽減期待による買い戻しという側面が大きい。イラン情勢を巡っては、2月下旬以降の軍事的緊張の高まりを背景に日経平均が大幅な下落を記録しており、25日の上昇はその反動としての性格も持つ。

原油価格の動向と停戦交渉の行方が、今後の相場の方向性を左右する最大の焦点となる。トランプ大統領の発言が実質的な交渉進展につながるのか、市場は引き続き慎重に見極める構えだ。