NY円相場が続落、1ドル=159円台半ば イラン停戦交渉の不透明感でドル買い優勢
要約
イランが米国の停戦案を拒否したと報じられ、中東情勢の先行き不透明感からドルが主要通貨に対して買われた。円は160円の心理的節目を前に底堅く推移し、為替介入への警戒感も意識された。
イラン情勢ドル円相場ニューヨーク外国為替市場
NY円相場が続落、1ドル=159円台半ば イラン停戦交渉の不透明感でドル買い優勢
円相場70銭安、ドル買いが優勢に
25日のニューヨーク外国為替市場で円相場が続落し、1ドル=159円40~50銭で取引を終えた。前日比70銭の円安・ドル高となった。イラン情勢を巡る不透明感が根強く、ドルが主要通貨に対して買われる展開となった。
米国が24日、パキスタンを通じて15項目の和平計画をイランに送ったと伝わったが、25日にはイランが米国の停戦案を拒否したと報じられた。一方、イラン国営放送によると、イラン側は5つの条件を提示し、停戦は実現可能との考えを示している。
ING所属のアナリスト、クリス・ターナー氏は「イラン側はエネルギー高を交渉の切り札にできるとみられ、早期の危機収束を見込むのは時期尚早とみる」と指摘した。
160円の節目を前に底堅い推移
円は159円台半ばで底堅く推移した。安値は159円50銭、高値は158円77銭だった。邦銀の為替ディーラーは「160円が心理的な節目として意識されている」と述べた。160円水準では日本政府・日銀による円買い為替介入が警戒されており、一方的な円安の進行には歯止めがかかった形だ。
ユーロも対ドルで続落
円は対ユーロでも続落し、1ユーロ=184円35~45銭で取引を終えた。前日比15銭の円安・ユーロ高となった。ユーロは対ドルでも続落し、1ユーロ=1.1555~65ドルで取引を終了。前日比0.0045ドルのユーロ安・ドル高だった。ユーロの安値は1.1555ドル、高値は1.1613ドルだった。
ドルが主要通貨に対して幅広く買われる地合いが続いており、中東情勢の行方が引き続き為替市場の焦点となっている。