石油国家備蓄の放出開始、愛媛・菊間基地で午前10時59分に実施
要約
愛媛県今治市の菊間基地で石油の国家備蓄放出が午前10時59分に開始された。
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菊間基地で国家備蓄の放出が始まる
石油の国家備蓄の放出が26日、愛媛県今治市の菊間基地で開始された。放出は午前10時59分に始まった。
今回の放出は、2月28日のイスラエル・米国によるイラン攻撃に伴うホルムズ海峡の事実上の封鎖を受けたものだ。日本の原油輸入の9割以上が中東産で、そのほとんどがホルムズ海峡を経由しているため、供給途絶への対応が急務となっていた。
政府による国家備蓄放出
国家備蓄放出は経済産業大臣の指示によってのみ実行される異例の措置である。菊間基地は地下の花崗岩層に岩盤タンク方式で原油を貯蔵する施設で、総容量は150万キロリットル。1994年に完成し、独立行政法人JOGMECの所有のもと、日本地下石油備蓄株式会社が管理を委託されている。
IEA加盟国との協調と国内対策
国際的には、IEA(国際エネルギー機関)の加盟国が協調して石油備蓄の放出を進めており、日本も同調する形で今回の放出を実施している。
政府は備蓄放出と並行して、ガソリン補助金制度の復活なども含む総合的なエネルギー対策を推進している。