2026/4/1
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経済

第四北越FGと群馬銀行、2027年4月に経営統合へ 「群馬新潟FG」設立で最終合意

要約

新潟と群馬の有力地銀が県境を越えた統合に踏み切る。新持ち株会社の本店は東京に置き、両行のブランドと営業体制は維持される方針だ。

M&A戦略地方銀行新潟県産業再編経営戦略

2027年4月、持ち株会社方式で統合

第四北越フィナンシャルグループ(FG、新潟市)と群馬銀行(前橋市)は、2027年4月に経営統合することで最終合意した。新たに設立する持ち株会社の社名は「群馬新潟フィナンシャルグループ」とし、本店は東京都内に置く。

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※画像はイメージです

新会社の会長には第四北越FGの殖栗道郎社長が、社長には群馬銀行の深井彰彦頭取がそれぞれ就任する予定である。

両行のブランド維持、店舗統廃合なし

今回の統合では、傘下の第四北越銀行と群馬銀行は合併せず、それぞれのブランドを維持する。現状の営業体制も継続され、店舗の統廃合は予定していない。持ち株会社方式を採用することで、両行が培ってきた地域との関係性を損なわない形での統合を目指す。

県境を越えた地銀再編の新局面

新潟県を地盤とする第四北越FGと群馬県を地盤とする群馬銀行は、営業エリアが隣接する地理的特性を持つ。両者は2021年12月に「群馬・第四北越アライアンス」を締結し、共同店舗の開業やATM提携、ビジネスマッチングなどで連携を深めてきた。当初5年間で見込んでいた80億円の連携効果を3年で達成するなど、想定以上の成果を挙げたことが、今回の経営統合の決断を後押ししたとみられる。

地方銀行業界では人口減少や地域経済の縮小圧力を背景に再編の動きが続いている。2027年には荘内銀行(山形県)と北都銀行(秋田県)の統合も予定されており、地銀再編は新たな局面を迎えている。