ソフトバンクG、日米5行から6.3兆円の融資契約 OpenAI出資を加速
要約
みずほ・三井住友・三菱UFJの邦銀3行に加え、ゴールドマン・サックスとJPモルガンが参加。4月1日に迫る最初の100億ドル出資に向け、過去最大級のブリッジ融資が成立した。
日米5行から最大400億ドルの融資枠
ソフトバンクグループ(SBG)は27日、日米の大手金融機関5社との間でブリッジファシリティ(つなぎ融資)契約を締結したと発表した。融資額の上限は400億ドル(約6兆3840億円)で、返済期限は2027年3月。調達した資金はOpenAIへの出資に充当する。
融資に参加するのは、国内からみずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行の3行、米国からゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースの2社。日米を代表する金融機関が一斉に参画する大型案件となった。
300億ドルを3回に分けて出資
SBGは2026年2月、OpenAIへの300億ドルの追加出資計画を発表していた。出資は3回に分けて実行される。最初の100億ドルは4月1日に予定されており、2回目の100億ドルが7月、3回目の100億ドルが10月にそれぞれ実行される見通しだ。
今回の融資契約は、4月1日に迫った第1回出資の期日を前に、資金調達の裏付けを確保した形となる。
OpenAIへの追加出資を発表
SBGが300億ドル(約4.8兆円)の追加出資計画を公表し、AI分野への大規模投資方針を明確にした
日米5行との融資契約締結
みずほ・三井住友・三菱UFJ・ゴールドマン・JPモルガンの5社から最大400億ドルのブリッジ融資枠を確保
第1回出資100億ドル実行予定
OpenAIへの3回分割出資の初回。融資契約締結からわずか数日での実行となる
第2回出資100億ドル予定
追加出資計画の2回目。出資完了時点でSBGのOpenAI持分がさらに拡大する見込み
第3回出資100億ドル予定
最終回の出資により300億ドルの追加出資が完了。累計投資額は646億ドルに到達
融資返済期限
ブリッジファシリティの期限。SBGは1年以内に返済原資の確保が求められる
累計投資額は646億ドル規模に
今回の追加出資を含めると、SBGのOpenAIに対する累計投資総額は646億ドルに達する見込みで、出資比率は約13%となる。OpenAIの資金調達ラウンドにはエヌビディアやアマゾンなど米テック大手も出資しており、SBGはこれらに並ぶ主要株主としての地位を固めることになる。
SBGは孫正義会長兼社長のもとでAI分野への集中投資を進めており、OpenAI、オラクルと共同で米国に大規模AIインフラを構築する「スターゲート」プロジェクトにも参画している。一方、今回の大型借入により財務負担の増大を懸念する声も市場の一部にはある。融資の返済期限である2027年3月までに、どのような形で資金を手当てするかが今後の焦点となる。