トヨタ2月世界生産4%減の74万台、RAV4新型切り替えと中東減産が影響
要約
北米ではRAV4の新型モデルへのライン切り替えでカナダ工場が46%減となったほか、ホルムズ海峡の物流滞留を受けて3〜4月に中東向け4万台規模の減産も決定している。
トヨタ自動車ホルムズ海峡生産調整
RAV4切り替えで北米生産が大幅減
トヨタ自動車は30日、2026年2月の世界生産台数(レクサス含む)が前年同月比4%減の74万9673台だったと発表した。SUV「RAV4」の新型モデルへの生産ライン切り替えにより、北米での生産が落ち込んだことが主な要因である。
北米全体の生産台数は15万9237台で9%減となった。内訳を見ると、米国は11万978台で3%増を確保した一方、カナダは2万3173台と46%の大幅減を記録した。RAV4は年間100万台以上を販売するトヨタの世界戦略車であり、新型への切り替えに伴う一時的な生産調整が数字に表れた格好である。
日本国内の生産も27万8916台で3%減となった。アジアでは20万3806台で2%減、うち中国は7万8457台と11%減だった。
ホルムズ海峡の物流滞留で中東向け4万台減産
トヨタはホルムズ海峡の実質的な封鎖による物流の滞留を受け、3〜4月に中東向けで4万台規模の減産を決定した。大型SUV「ランドクルーザー」などが減産対象となる。
日本から米国への輸出台数は4万3017台で16%減となり、2025年12月から3カ月連続で前年を下回った。この点についてトヨタは「配船や物流の状況、顧客の需要動向で上下するもの」としている。
世界販売も3%減、中国・欧州で苦戦
世界販売台数は73万7134台で3%減だった。地域別では米国が18万950台で3%増と堅調だったものの、中国は8万2471台で14%減、欧州は8万9115台で5%減と落ち込んだ。日本国内も12万2264台で8%減となった。
なお、日本では3月末に環境性能割の廃止が予定されており、今後の国内販売動向にも影響を与える可能性がある。