関電子会社かんでんエンジニアリング、警備費2億8800万円の水増し不正が判明
要約
弁護士らによる最終調査報告書が発表され、関西電力送配電の子会社による警備費水増し問題で総額2億8800万円の不正が認定された。グループでは近年、不祥事が相次いでいる。
インフラコンプライアンス不正会計第三者委員会関西電力
最終調査報告書で水増し総額2億8800万円と認定
関西電力の送配電子会社であるかんでんエンジニアリング(大阪市)が警備費の水増しを行っていた問題で、弁護士らによる最終調査報告書が30日に発表された。報告書によると、水増しの総額は2億8800万円に上る。
外部弁護士が調査を実施
本件では外部の弁護士らが調査にあたり、最終報告書として結果を取りまとめた。かんでんエンジニアリングは関西電力送配電の子会社として、発電から配電に至る電気設備の設計・施工・保守点検などを手がけている。
相次ぐ関電グループの不祥事
関西電力グループをめぐっては、近年コンプライアンス上の問題が続いている。2022年末には送配電子会社が管理する新電力の顧客情報を関西電力社員らが不正に閲覧していた事案が発覚。2024年10月には電柱の変圧器から基準を超えるポリ塩化ビフェニール(PCB)が検出されていたことを長年隠蔽していた問題も明らかになった。今回の警備費水増しは、グループの内部統制のあり方に改めて疑問を突きつけるものとなった。